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小田桐菜津子と七つの情事
第1章 最初の情事
トントンと肌をノックする指先は、いよいよ脚の付け根にとどく。ショーツのVラインに沿って、恥丘から股間の底に向かって、ショーツ越しの性器のすぐ脇をトントンとノックしてゆく。
さんざんじらされた後のこの刺激。
声のトーンが上がる。
下着の中で花びらが開いて、透明な蜜があふれているのだろう。薄紙に、アナルのほうに垂れてゆく水跡が写っている。
「力を抜いてくださいね」
「あぁ…。見ないで……見ないでくださいっ」
顔を真っ赤にして、彼女はささやく。
頭の中は、快楽と羞恥のめくるめく繰り返しだろう。
自分自身も激しく勃起しているが、それはおくびにも出さず、施術に集中する。
垂れた蜜に触れぬよう注意しながら、性器のギリギリをマッサージしてゆく。