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小田桐菜津子と七つの情事
第1章 最初の情事
膝に置いた両手を、ゆっくりと内腿に沿って滑らせてゆく。
なめらかな素肌。きちんと成熟した肢体。歳は三〇前後。スレンダーで手足の長い身体つき。左手の薬指にはシルバーのシンプルなリング。こんな女性を自由にできる旦那さんが羨ましい。
指先が股間の紙ショーツの間際までくる。
彼女が身をぶるぶるっと震わせる。そこからまた、スローに指先を引いてゆく。左右四本ずつの指の爪先を立てて、彼女のキメ細やかな内腿の素肌を、やさしく引っ掻いてゆく。
「くぅぅぅぅぅ……」
腰をピクピクと刻ませながら、彼女の反応が著(いちじる)しい。
軽く引っ掻くような刺激から、指先でリズミカルに肌をトントンする刺激に変えてみる。やわらかく、ソフトに。
でも身体の芯に確実に波動を送るポイントと強さで、内腿の素肌をその付け根に向かってトントントンとノックしてゆく。
「あぁ…。あぁ、、あぁ、、あぁ……」
首を振って、拒否のポーズをとる彼女。
ショーツに近づくにつれ、声の調子が上がって行く。腰の反応も強くなり、ダイレクトな刺激を求めているのが分かる。