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小田桐菜津子と七つの情事
第2章 二度目はクンニリングス
もらっていたメールのことを思い出した。
ヒップをそっと撫でながら、彼女を安心させたくて、優しく声をかける。
「大丈夫だから。嫌なことはちゃんと言ってね」
こくりと彼女がうなずく。
「けど、八朔さんが羞恥系なのは知ってるから、」と軽い声で付け加えた。「恥ずかしくて死にたくなりそうなことはいっぱいしてあげる」
ふふ、と彼女は笑ってくれた。
それからぼくたちは、靴を脱いで部屋に入った。
ベッドの脇のソファーに互いの荷物を置くと、
「あたし、シャワー浴びてきてもいい?」と彼女。
にこりと笑ってそれを優しく拒否。そして、彼女の手を引いて、お手洗いの個室につれていった。後ろ手にドアを閉めて、その狭い空間でふたりの身体を寄せる。壁のスイッチを手探りして照明を消すと、一瞬でその個室は真っ暗になる。
「え?」
驚いた彼女の声がする。