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小田桐菜津子と七つの情事
第2章 二度目はクンニリングス
真っ暗闇の狭い空間の中、声をひそめての会話。身体を密着させて性感を高めてゆく。
ぼくのも、触って。八朔さん。
言葉にせずにその手を取り、ずぼんのふくらみに当てる。
彼女はその意を汲み、堅くなったふくらみを手のひらで撫でる。
体勢がややきついので、後ろ抱っこを離れた彼女は、闇の中でぼくに向き直り、互いに正面を向き合う。ぼくは手を伸ばしてその頬を探り、ぼくらは全く互いが見えないまま、唇を寄せる。彼女の手はぼくの股間を捉える。
(そっと、優しく撫でてみて。じらすみたいに)
キスの合間にそう、伝えた。
ぼくも片手でスカートをたくし上げ、彼女の一番敏感な部分に指先を添える。
ストッキングとショーツ越しでも、そこがずいぶん熱くなっているのが判る。
指先を前後に滑らせるようにして、ストッキングの股割れの部分をこする。
彼女の指先もまた、ずぼんのふくらみの先端をとらえ、四本の指を何度もすぼめるようにして、ぼくの敏感さをあおってゆく。
暗闇の口づけをつづけたまま、ぼくらはどんどん、日常から離脱してゆく。