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小田桐菜津子と七つの情事
第2章 二度目はクンニリングス
緊張したひとと、ラブホテルではじめてのセックスを切り出すのって、かなり難しいと思う。もちろん何気ない会話から自然に誘っていければいいのだけど、あいにくぼくにはそんな話術はできそうにない。だからこうして、無理矢理にでも視覚を消して、身体を密着させるところから、始めてみたいと思っていた。
お手洗いの中にどれぐらいいたのか、もう時間の感覚も消えてた。
ぼくたちは、着衣のまま、互いの性器を刺激し合い、身体は熱を発していた。狭い個室の中は、ふたりの吐息と発熱で、あっという間に暑くなってくる。
「八朔さん、このままベッドにいかない?」
彼女は小さくうなずいた。