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小田桐菜津子と七つの情事
第2章 二度目はクンニリングス



「二度目の思春期。そう言ってたよね。メールで」
「うん。
いろいろ悩んじゃうのよ。なんだか」
「そうだね。
二度目の思春期か。
なかなかオモムキのある言葉ですな」
「不倫ブログとかにあるように、奔放に自由にセックスできればもっといいのにね」
そう言って小さく笑ったひとの、すこし自虐的な言葉が胸に刺さった。
小さいけど、深く、胸に突き刺さった気がした。

八朔さんとは、それきり会っていない。
彼女がメッセンジャーのアカウントを閉鎖してしまったからだ。
携帯のアドレスはもらったけれど、メッセを閉じてしまったひとに今更どんなメールが送れる?


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