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運命の恋人
第3章 間宮 智之
「優美のことはそのくらいかな?でね、次は俺たちの話なんだけど。」

ん?

「好きだよ。間宮クン。10年前からずっと。」

「え!?」

サトシさんの意外な言葉に、思わず目を見開く。

「キミは気づいてなかっただろうけど、よく家に来てるの、俺は当時から知ってたし。好みのタイプだし。いいなぁって昔から思ってたんだ。だけど、妹の彼氏にいきなり告ることもできなくて。」

そりゃそうだよね…

「そうこうしてるうちに、俺も東京出てきたりしてさ。たまに実家に帰っても、今度は間宮クンが家離れちゃってて。何の接点もない俺が御家族に連絡先聞くわけにもいかないし。優美が知ってる携番も変わっちゃってて繋がらなかったし。間宮クンの連絡先知ってそうなコと繋がりもなくってさ。ほんと、切ない片思いのまんま終わると思ってたんだよね…だから、今日の偶然の再会は俺にとっては神様からのプレゼントってくらい嬉しかったんだ!」

30過ぎたオッサンがナニ可愛いこと言っちゃってんの….
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