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第1章 朋会

金曜の夕方、その人と一緒に家に入って行った。

翌日の土曜日。
朝起きて、カーテンを開けた。
私の部屋の窓からは、順ちゃんの家の裏庭が見える。
その裏庭で、昨日見た女が洗濯物を干していた。

こんな時間に家にいるなんて、昨夜は泊まったわけ？
一体誰なのよ？

もやもやしながら1日過ごした。
日曜の朝もその女が洗濯物を干してた。

そして日曜日の夕方、宅配で届いた荷物を受け取りに玄関先に出たら、順ちゃんとあの女が仲良く駅の方に歩いていくのを見た。
順ちゃんは私の顔を見て、私に向かって軽く手を挙げて、よぅ、と言ってきた。

固まった私に首を傾げながら、順ちゃん達は歩いて行った。

女が

「.あの子誰？」

と聞いたのに対して、

「隣の家の子」

と言ったのまでバッチリ聞こえた。