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まいの生体改造計画
第6章 仮面夫婦
「まだ半分以上も、使ってないわよ。まいちゃん苦戦してるようね」
彼女は男達とは反対側に回って、まいの顔を見ていた

「ずっと咥えてるの?」
まいは返事が出来ず、頷いて応えた

「このままじゃ、その内顎が外れるわよ。それにこんなやり方、データを取るのに、してはいけない事よ」
彼女の指示で、男達は列を崩して股間の方に、列を作り始めた

「口でやると、ゴムの耐久が分からなくなるでしょ。ごめんなさいね。ずっと咥えて、喉も渇いてるでしょ?」
彼女はペットボトルの水を口に含んで、上を向いてるまいの口を開けて直接、口の中に垂らした
まいは溢す事無く全部飲み干した
飲み終えたまいの目から涙が流れて
、目から耳の中へと入っていった
一気に水分補給すると、汗が吹き出て鼻の頭に水滴が浮かんできてた

「汗が吹き出てる…」
彼女は鼻から鼻の下の、汗が雫になってる部分に舌を這わせて舐め尽くした

「汚いよ~」

「汚くないわよ。まいちゃん、可愛いいし」

「そんな…。あ、助けてくれて、有難う御座います」

「私の監督不行き届きだもの。御礼なんていらないわよ」

「でも、助かったのは事実です」

「助かったって、まだ、妊娠の危険性は残ってるのよ」

「だけど、そう簡単には妊娠しないものですよ」

「お気楽ね」

「この格好で、何ができると思うんです? 抵抗しても意味がないって、だから諦めました」

「そう…。長い物には巻かれろ、って、日本の諺にあったわね。それがこの国では生きていく術だわ。それにね、この国にレズって概念がないの。だから私がまいちゃんと絡んでると、男達の視線が強烈に感じるのよ。多分、非現実的に見えるんでしょうね」

「それで、貴女がいるいないで、この人達の活気が違うんですね」

「分かり易いでしょ? この人達に裏はないのよ。でも、する事がないから……、性欲に駆られるの。それはどこの国でも同じでしょ?」

「そうですけど、暇だからって性欲に駆られるのって、単純すぎませんか? もっと有効に、趣味に使うとか…」

「それはね、何でもある日本人の考えよ。この国になくて、日本にある物の差って、宇宙数学的な差よ。第一、この人達は時間にすら縛られてないんだもの」

「それは働いてないからでしょ? この行為も、仕事かどうか…」
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