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桜の季節が巡っても~追憶~
第55章 出発前の甘い夜2(再編中)
「とっても楽しい数日間だったな」
右手の甲を目の前に。
薬指の翠の指輪を眺め、泉夏は呟いた。
「スタバで初めての待ち合わせをして。図書館に行って、映画に行って。水族館も行ったし、美術館と…カフェにも。お昼も夜も一緒にご飯を食べて、プレゼントまでもらった。後は-」
-最後の夜も、こうしてふたりでいられる。
隣りに横たわる彼の胸に擦り寄う。
きっと。
絶対。
今、自分は世界で一番幸せな人間に決まってる-大好きなひとの腕の中で思う。
「…きっと。いや、絶対」
瞳を閉じかけた泉夏の耳に、声が届く。
「絶対今、世界で一番幸せなのは自分に決まってる」
まるで心の中を読まれたかのような台詞に、自分を抱き締める彼を泉夏は急いで見た。
「どうして私の思っている事が分かるの?」
「泉夏の心の中を読めたら、いつももっと楽しませてあげられるのにって思っているけれど。今のは俺が思ってた事だよ」
彼女を更に抱き寄せ、身体を密着させて、秀王は笑った。
右手の甲を目の前に。
薬指の翠の指輪を眺め、泉夏は呟いた。
「スタバで初めての待ち合わせをして。図書館に行って、映画に行って。水族館も行ったし、美術館と…カフェにも。お昼も夜も一緒にご飯を食べて、プレゼントまでもらった。後は-」
-最後の夜も、こうしてふたりでいられる。
隣りに横たわる彼の胸に擦り寄う。
きっと。
絶対。
今、自分は世界で一番幸せな人間に決まってる-大好きなひとの腕の中で思う。
「…きっと。いや、絶対」
瞳を閉じかけた泉夏の耳に、声が届く。
「絶対今、世界で一番幸せなのは自分に決まってる」
まるで心の中を読まれたかのような台詞に、自分を抱き締める彼を泉夏は急いで見た。
「どうして私の思っている事が分かるの?」
「泉夏の心の中を読めたら、いつももっと楽しませてあげられるのにって思っているけれど。今のは俺が思ってた事だよ」
彼女を更に抱き寄せ、身体を密着させて、秀王は笑った。

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