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桜の季節が巡っても~追憶~
第14章 デート前の波乱2
さっきは絶対に、泉夏に泣かれると思ってた-先程、強引に彼女を抱き寄せた際に、床中に散ばってしまった化粧道具をひとつずつ拾い集めながら、秀王は言った。
同じように床にしゃがみ込み、ビューラーを手にしていた泉夏は、彼の言葉に顔を上げた。
「今にも泣き出しそうな目をしていたから、覚悟してたのに」
僅かに目を細め、秀王はいくつかの-正直、名称のよく分からない道具達を泉夏に返した。
それらを受け取った泉夏はポーチにしまいながら、だって-そう、呟いた。
「今まで本気で怒った事のない先生が、あんなに強い力で押さえてくるから。最初はびっくりして。次に…怖くなって。そう一度思ってしまったら、つい…」
その瞬間を思い出してしまったのか、泉夏はひととき、不安気な表情をした。
そんな泉夏の顔に、大きな罪悪感に苛まれ-秀王は泉夏の身体を引き寄せる。
今度は、いつものように-優しく。
さっき、叶わなかった分まで-優しく、深く、抱く。
そして、もう一度繰り返す。
「ごめん、泉夏-」
耳元の囁きに、泉夏は小さく、首を振る。
同じように床にしゃがみ込み、ビューラーを手にしていた泉夏は、彼の言葉に顔を上げた。
「今にも泣き出しそうな目をしていたから、覚悟してたのに」
僅かに目を細め、秀王はいくつかの-正直、名称のよく分からない道具達を泉夏に返した。
それらを受け取った泉夏はポーチにしまいながら、だって-そう、呟いた。
「今まで本気で怒った事のない先生が、あんなに強い力で押さえてくるから。最初はびっくりして。次に…怖くなって。そう一度思ってしまったら、つい…」
その瞬間を思い出してしまったのか、泉夏はひととき、不安気な表情をした。
そんな泉夏の顔に、大きな罪悪感に苛まれ-秀王は泉夏の身体を引き寄せる。
今度は、いつものように-優しく。
さっき、叶わなかった分まで-優しく、深く、抱く。
そして、もう一度繰り返す。
「ごめん、泉夏-」
耳元の囁きに、泉夏は小さく、首を振る。

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