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桜の季節が巡っても~追憶~
第15章 デート前の波乱3
呼吸も忘れる。
目の前が一瞬、真っ白になる。
もう、だめ-直感する。
懸命に窓枠を握り締めるが、その手は、微かに震えがきていた。
もう、支えられない。
崩れ落ちてしまう。
だめ-思うのに。
結局、泣きそうになりながら、彼を受け入れるしかない。
打ち付けられる腰の動きに合わせ、彼女の身体もまた大きく揺らぐ。
覚悟はしていた。
しかし、彼のそれは予想を遥かに上回り、彼女が一番触れて欲しくない場所に的確に挿さってくる。
深くまで貫いたかと思えば、今度は時間をかけ、ゆっくりと引き抜かれ始める。
彼女の中からもう出てしまう-そう思うくらい、ぎりぎりまで。
自らのそこを苛めるものが出て行ってくれようとしている-泉夏は切ない苦しみから逃れ、安堵の息を漏らそうとした。
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