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第2章 初調教

ドライブしながら話したが、何を話したかほとんど覚えていない。ただうつむいて、きかれたことに答えていたような気がする。すると急にその人は、あたしの顎を掴んで顔を上げさせると、口の中に指を差し入れてきた。体中の血液が逆流して、顔が熱くなるのを感じた。その人の指が、あたしの口の中をゆっくりと、入念に犯していく。舌、上顎、頬の裏側、唇…全身の力が抜け、息が荒くなる。その人もそれを見逃さなかった。