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溺愛〜あたしだけの王子様〜
第1章 前編
「碧【みどり】、行ってくるよ〜♪」
マンションの玄関から、旦那があたしに声を飛ばす。
あたし―――早川碧【ハヤカワミドリ】(29)は、
結婚10年目の専業主婦。
高校生の時から交際してた彼が旦那だ。
卒業して直ぐに結婚した。
『はーい♪♪』
あたしは包みを抱えて小走りに玄関に向かう。
背中まであるカールした茶色い髪を揺らして。
『はい、お弁当!
たーくんの好物ばっかだよん』
「お、やった♪♪
サンキュー、行ってきまーす」
『たーくん待って!
忘れもの、あるでしょ?』
「………あっ。
ゴメン(苦笑)」
旦那はそう言うと、
あたしをギュッと抱き締めてキスをした。
チュッ。
朝の清々しい空気に、
キスの音。
まるでラブラブの新婚夫婦のようだと自分でも思う。
マンションの玄関から、旦那があたしに声を飛ばす。
あたし―――早川碧【ハヤカワミドリ】(29)は、
結婚10年目の専業主婦。
高校生の時から交際してた彼が旦那だ。
卒業して直ぐに結婚した。
『はーい♪♪』
あたしは包みを抱えて小走りに玄関に向かう。
背中まであるカールした茶色い髪を揺らして。
『はい、お弁当!
たーくんの好物ばっかだよん』
「お、やった♪♪
サンキュー、行ってきまーす」
『たーくん待って!
忘れもの、あるでしょ?』
「………あっ。
ゴメン(苦笑)」
旦那はそう言うと、
あたしをギュッと抱き締めてキスをした。
チュッ。
朝の清々しい空気に、
キスの音。
まるでラブラブの新婚夫婦のようだと自分でも思う。