この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
溺愛〜あたしだけの王子様〜
第3章 溺愛

あんなに美しい秘め事が、他にあるだろうか??


親子は血が流れている。
だから官能を極められるのだ。
他人といくら性を交わしたとしても、
一時の快楽からややこしい情が生まれるだけだ。

私は碧のためだけに生きている。
早く結婚したいと言い、高校を出ると本当に早川という男と婚姻してしまった。
まぁ、世間体のためには婚姻してもらわないと困る。だから碧が誰と結婚しようが、何人子を産もうが構わない。
幼い頃から母親がいなかったから結婚に憧れていたんだろう。

居住地が離れて以降はめっきり性交が減ってしまったな……



代わりに金をふんだんに与えているが。

―――エスカレーター式の私立学園に行かせたが、早々に結婚を許したのは勿体なかった………
2人で居られれば、もっともっと愛を深められたのに。
碧の足の裏の味や、
毛根の匂いまで知り尽くしているのは私だけだ。



「社長〜〜〜♪♪
失礼しまぁ〜すっ」

バンと大きな音がして、
もう1人の秘書・笹川あやね【ささがわあやね】が入ってきた。29歳の秘書5年目の女だ。
もっとも秘書の仕事は殆ど先ほどの男性秘書・オノダがしているのだが。

『何だ、あやねか』

あやねは下着が見えそうなミニスカートに、
胸の谷間を強調したスーツ姿。

抱き着いてくる。


「なんだは何よぉ。ねぇ社長ぉ〜〜っ。
あたし寂しい……」
あやねが甘い匂いを醸し出しながら、
唇を重ねてきた。



碧……………



三宅は愛娘・碧を思いながら、
社長椅子の上であやねの胸元に唇を埋めていく………………………
あやねは顔とスタイル、声が碧に似ているから採用した。生年月日が近いのも重要なポイントだった。

碧……

碧…
今日は普段よりも碧への気持ちが強い。厄介事を久しぶりに片してやった爽快と満足感が広がっている。




――誰を抱くときも、

頭にあるのは碧のことだけだ。



ああん、あん………

半裸のあやねを下から突きながら、
三宅は肖像画の碧を見つめている。


今にも碧はあの甘い鼻声で喘ぎ始めてしまいそうだ………………………………………………

















〔終〕
/129ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ