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溺愛〜あたしだけの王子様〜
第2章 後編
明日、決行する。
そう思うといつになく燃えてきた。
時人………
あなたを傷つける全てから、あたしが守る。
高内が愛撫をやめて割って入ってきた。
重なって揺れる。
『ああん、あん、あんっ』
「碧……いけない子だね……」
『高内さんのが奥まで届いてるぅっ……
こんなスゴいの、初めてぇ……』
あたしは髪をシーツに広げて乱れながら、
せいいっぱいの演技をした。
時人を守るためなら、
あたしは何にだってなれる。
――高内とのsexだって、ちゃんとボイスレコーダーで録音してある。
宏樹くんもそう。
万が一の時は、
高内の別居中の妻・宏樹くんの母親それぞれにバラす。
彼らがその相手に何らかの弱みを握られていることはお見通しだ。
弱みっていうと変だけど、バレたらマズイってこと。
高内は離婚が不利になる。宏樹くんは〔かやはら〕を継げなくなる。
あたしはsexをする相手の近況は、
探偵を雇って下調べをした。
時人のためといえどカラダを差し出すには、
相応のリスクがあるもん。
高内の浮気が原因で妻が出て行ったこと。
妻は高内から多額の慰謝料をふんだくろうと目論んでいて時期を待っていること。
高内は慰謝料としてカフェ全てを奪われたなら、
生活していけないだろう。高内にカフェ以外資産がないことは調査済みだ。
宏樹くんは素朴そうに見えて極度のマザコンだ。
女主人と母子2人だから当然かもしれないけど、
女主人に全て決定権がある。〔実家が金持ちの既婚女―あたしのことだ―
と関係を持った〕となると、
あたしに慰謝料を請求するのはわかっている。億単位で払える。
だけど、
あの自己顕示欲の高い女主人のことだ………
息子が不倫したなんて認められなくてもみ消すだろう。あたしのせいにして無かったことにし、
大人しく従順な女性を嫁に――と考えるはず。
無かったことにされるのが見えてるから、
あたしは宏樹くんを選んだのよ。
『ああんっ……!!
ああっ、いやあっ……!
すごぉいっ…………』
涙が出てきた。
高内の力強い挿入に感じた快感からじゃもちろんない。
時人のためにこれから起こす出来事を思うと、
悦びからゾクゾクして堪んない………!
そう思うといつになく燃えてきた。
時人………
あなたを傷つける全てから、あたしが守る。
高内が愛撫をやめて割って入ってきた。
重なって揺れる。
『ああん、あん、あんっ』
「碧……いけない子だね……」
『高内さんのが奥まで届いてるぅっ……
こんなスゴいの、初めてぇ……』
あたしは髪をシーツに広げて乱れながら、
せいいっぱいの演技をした。
時人を守るためなら、
あたしは何にだってなれる。
――高内とのsexだって、ちゃんとボイスレコーダーで録音してある。
宏樹くんもそう。
万が一の時は、
高内の別居中の妻・宏樹くんの母親それぞれにバラす。
彼らがその相手に何らかの弱みを握られていることはお見通しだ。
弱みっていうと変だけど、バレたらマズイってこと。
高内は離婚が不利になる。宏樹くんは〔かやはら〕を継げなくなる。
あたしはsexをする相手の近況は、
探偵を雇って下調べをした。
時人のためといえどカラダを差し出すには、
相応のリスクがあるもん。
高内の浮気が原因で妻が出て行ったこと。
妻は高内から多額の慰謝料をふんだくろうと目論んでいて時期を待っていること。
高内は慰謝料としてカフェ全てを奪われたなら、
生活していけないだろう。高内にカフェ以外資産がないことは調査済みだ。
宏樹くんは素朴そうに見えて極度のマザコンだ。
女主人と母子2人だから当然かもしれないけど、
女主人に全て決定権がある。〔実家が金持ちの既婚女―あたしのことだ―
と関係を持った〕となると、
あたしに慰謝料を請求するのはわかっている。億単位で払える。
だけど、
あの自己顕示欲の高い女主人のことだ………
息子が不倫したなんて認められなくてもみ消すだろう。あたしのせいにして無かったことにし、
大人しく従順な女性を嫁に――と考えるはず。
無かったことにされるのが見えてるから、
あたしは宏樹くんを選んだのよ。
『ああんっ……!!
ああっ、いやあっ……!
すごぉいっ…………』
涙が出てきた。
高内の力強い挿入に感じた快感からじゃもちろんない。
時人のためにこれから起こす出来事を思うと、
悦びからゾクゾクして堪んない………!