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寝取られ妻
第7章 シーン7
 単なる性への興味で一過性なのかもしれない。

 そんな気もする。

 あたしは大輔が好きだから、大輔を傷つけたくない。

 大輔が望む事なら何でもしてあげたい。

 でも、それによって大輔が、結果として傷つくかも知れないと思うと気が気でないのだけれど、今は黙って従うしかない。

 大輔の気持ちを慎重に考えながら、あたしはプレイの中に入り込むしかない。

 あたし自身だってあたしの妄想癖は、SなのかMなのかどちらなのかも自分でまだよく分かっていなかった。

 今朝、起きた時からカップル喫茶に行くことを考えてどきどきしていた。

 何を着ていこうか迷っていると、「脱ぎやすいように前開きのワンピースが良いんじゃない。」と大輔に言われた。

 脱ぎやすいのか脱がせやすいのかどちらのつもりなのだろう。

 大輔に言われてワンピースはピンクのミニで決まったけれど、合わせる下着を考え込んでしまった。

 絶対に大輔は脱がせてあたしの裸を見せるつもりでいるから、下着も見られる。

 色気のない下着は見せたくはなかった。

 他人に見せることを前提にして下着を選ぶなんて初めてだ。
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