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第2章 シーン2

　大輔はどちらが好みかなあ。

　通販で買ったランジェリーをベッドの上に広げて考えた。

　一つはほとんど透け透けのピンクのベビードール、セットのパンティーはＴバックというよりＧストリングで、股間は紐が一本あるだけで身につけると股間に食い込むだけになる。

　その横にあるのが黒のスリーインワン、ガーターの紐で留めるストッキングは同じ黒のフィッシュネット。

　パンティーはサイドが紐の黒のサテンのフルバック。

　今、大輔はお風呂は後にすると言って大好きなテレビドラマを見ている。

　先にお風呂を使って髪を乾かした後このどちらかを着て彼を誘惑する作戦なのだけれど、きっとどちらも気に入るような気はするし、なんだそれ、とか言われてしまう可能性もある。

　ちょっと迷う。

　でもそのままベッドに行く可能性のことを考えるとやっぱりベビードールかなあ。

　意を決してベビードールを身につける。

　案の定パンティーはかろうじて割れ目を覆うかどうかというきわどいつくりだ。

　普段身につけるものではないし、すぐに脱がされる役割だからこれでいいのかもしれない。

　あ、もう濡れ始めている。