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第8章 シーン8

「どうするサロンの方でも行ってみるかい？」

「なんか人だかりがあるみたい。」

「何しているか見てみようよ。」

　あたしたちは広めのサロンの方に移動した。

　そこにはカップルと思しき人二組と何人かの男性がいて、賑やかに盛り上がっている。

　あたしたちは車座の端の方に座ったのだが、「どうぞ、どうぞ。新しい方大歓迎です。」と、男性が席を開けて真ん中近くに腰を下ろす。

　二組のカップルは女性の方がすでにランジェリー姿の半裸の状態だった。

「ゲームをしているのですが、やってみます？」

　カップルではない男性があたしたちに話しかけてきた。

「途中から参加するのも迷惑ですから。それにどんなゲームかわからないし。」

「一区切りついたところなので丁度良いですよ。ゲームは簡単ですけれど、少し条件があります。」

　一番端にいたスタッフの男性が説明をしてくれた。