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第8章 シーン8

　一瞬身体が硬直してどうしようもないほどに固まった後、断続的な痙攣が始まり、身体がどんどん落下する感覚になると浮遊感とともに言い知れない幸福感が身体を包んでゆく。

　止めようとしても身体の痙攣は止まらない。

　だが、大輔はまだ精を放ってはいなかった。

　少し緩慢にはなったけれど身体を串刺しにした怒張は抽送を止めずに快感の源泉を溢れさせ続けている。

　おさまるかと見えた快感の曲線がそのまままた上昇に転じて、間断なく次の絶頂の訪れを告げてくる。

「ああ、あ、またいく、いくの。」

　再びアクメの波が訪れた。

　それはさっきより長い頂上の時間で、その間息が出来ないほどの感覚に見舞われる。

　その波が去った後、続けて再三の絶頂が訪れる。

「あああああ、駄目えっ、またよ、またいく、あ、いくぅっ！」

　次第に訪れる絶頂の感覚が短くなり、もう、何度いったか分からなくなってくる。