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第2章 シーン2

「おい、なんか本格的だな。」

「ネットでね、あたしこの何日か一生懸命勉強したんだから。でも、下手でも我慢してね。」

　そう言うと泡を彼の背中にたっぷりと塗りつける。

　手のひらで満遍なく塗り広げるようにすると、背後からピタッと身体を密着させて乳房で円を描くように背中を愛撫してゆく。

　突然、頭の中に妄想がむくむくと持ちあがった。

　先程から中途半端に刺激されて気持ちが昂っていたせいかもしれない。

　身体を密着させて乳房で愛撫している相手が、彼とは別の男性になっていた。

　いやだ、どうして？

　なぜこんな事想像するの？皮膚に伝えられる感覚が異常に鋭くなる。

　彼ではない男性に身体を密着させ動かすだけで声が漏れそうなほど気持ち良い。

　このプレイが気持ちいいのか彼ではない男性に奉仕しているのが気持ち良いのか自分でもよくわからない。

　気持ちがハイになってゆく。

　あたしは手を男性の前に廻して泡を前側にも塗りつけて満遍なく塗り広げてゆく。

　胸からお腹全体に泡を塗したところで下半身にも泡を塗してゆく。

　じらすようにわざと局部には手を触れず鼠蹊部に泡が行き渡ったところで、両手で男性の身体を抱きかかえるようにしながら男根をそっと手に包みこんだ。