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寝取られ妻
第8章 シーン8
その日、家に着いたのはもう夜の11時を廻っていた。
カップルルームでの久方ぶりの濃厚な夫婦の営みから疲れてはいたが満足感が大きく、かなりまったりとした時間を過ごしてからの帰宅だった。
「わあ、疲れたあ。」
「やっと着いたな。」
「大輔さん何か呑む?」
「あ、じゃあ、ビール貰おうか。」
「何かつまみも用意するね。」
あたしは手早く部屋着に着替えると、あり合わせのサラミとチーズを切って、ビールと一緒に居間に運んでいく。
「お疲れさん。」
「お疲れ様。」
「どうだった?」
「え?」
「ハプバーの感想は?」
「えー、やだな、そんなこと聞くの?」
「うん、だって、もう嫌なら行かないし、もし、嫌じゃなかったらまた行くことになるから。」
「また、あんなことするの?」
「厭だった?」
「うーん、難しい。」
大輔の望んでいる答えが分からない。
ハプニングバーでは大輔の望み通り他の男性の性器へのフェラチオを行い、他の男性からの愛撫も受けた。
実際絶頂まで追い込まれ我慢できずにいってしまったけれど、それで大輔は興奮し、最近にないほどのセックスができた。
またハプニングバーに行ってああいうことがしたいと言う事なのだろうか。
あたしは実際他の男性と絡んでみて、そんなに厭じゃなかったけれど、それをはっきり言葉に出すわけにはいかないと思っている。
けれど大輔はあたしが積極的に他の男性に身を任せる事が望みなのだろうかと考えてしまう。
それで本当にあたしの事を愛しているのかといえば疑問符を付けざるを得ない。
本来なら他の男に指一本触れられたくはないと考える方が普通ではないのだろうかと思う。