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寝取られ妻
第8章 シーン8
「里菜が男性二人のペニスにキスをした時、物凄く嫉妬したんだ。里菜の奴、自分から嬉しそうに舌を出して舐めているなんて、そう思いながら嫉妬するのだけれど、その反面どんどん心の方は昂ぶってきてどうしようもない気持ちになった。その後アナルを責められて、舌を入れられて感じていただろう?身悶えする里菜を見た時、これまでない位勃起していた。次にクニリングスを受けてついに絶頂まで追い込まれた時は、爆発しそうになったくらいに興奮するのを感じた。そうして里菜がフェラチオで北上さんを愛撫している時は自分で自分を慰めようとするのを抑えるのに必死だった。最後に男の精液を口で受けた時は、射精してないのに身体の奥底でオルガスムスを感じていた。嫉妬する自分とその感情から抜け出せない自分がいて、悪魔に魅入られたように一歩も動けず背徳の快楽の中に引きずり込まれるように足掻いていた。苦しいんだ。苦しくて、苦しくて、胸を掻きむしるほど堪らない気持ちなのにそこから抜け出せない。愛しているその何倍も嫉妬して、苦しければ苦しいほど、その苦しい分だけ快感も大きい、そんな快楽だった。」

 大輔の言いたいことは分かる。

 本当の事なのだろう。片思いに苦しむ女子高生が悩む様に似ていて、そんな苦しいなら止めなさいと友人から言われても、取りつかれたようにその苦しみから抜け出せない。

 一種の麻薬の中毒のようなものではないかと言う気がする。
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