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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第13章 "心"
「ん……あっ…」
「はぁ…んっ…んっ…」
互いに互いの吐息が混ざり合う…
思い切って瑠衣の小さな唇の隙間にそっと舌を入れてみた…
「んぁ…や…あぁ!!…」
急に息を乱し、総司の寝間着を握り締めている手に力が入る…
総司の舌が瑠衣の舌を見付け、躊躇いながらも絡め取り、少しだけ吸い上げてみたり…
「はぁ・・・んっ・・」
総司としても、この様な行為は初めてである…
ただ己が本能に従い瑠衣を責める…
「んっ…総司・・・」
長い接吻で息が続かず、涙目で掴んでいる寝間着を更にギュッと握って総司に訴える…
それで漸く気づいて唇を離す‥我知らず夢中になっていた、瑠衣の唇が舌が心地良くて……
「……瑠衣…」
ゆっくりと瑠衣を布団に押し倒す…
「あっ……」
「瑠衣…良いですか…?」
耳元でそっと囁く…
その言葉に何の事か理解し、顔を真っ赤にしながらも小さく頷く…
総司の顔も真っ赤で、それでも行為は続ける…
瑠衣の耳を甘噛みし、片方の手で頬を撫でている…
「んっ…そ…総司顔真っ赤…」
「瑠衣の顔も真っ赤ですよ」
耳元で囁かれ思わずビクンと体が跳ねる…
(・・・えっ!?)
今までこんな敏感に感じた事など無いのに何故??
「クスッ…
感じてます?」
ついつい意地悪な質問をしてしまう総司…
「・・・・・馬鹿…」
そのまま首筋、肩へと唇がゆっくりと落ちてゆく…
「んっ・・・・・・っ」
瑠衣の寝間着に手をやり、帯を解きそっと脱がした
「あっ・・・」
今日は屯所ではないと思い、さらしも巻いてなければ下履きもしてない…
瑠衣の豊満で白い胸がそのまま露わになる…
総司の喉がゴクンと唸るのが微かに分かる…
「やだ…見な…いで…恥ずかしい…」
一糸纏わぬ瑠衣の姿が、薄灯りの中に浮かび上がる…
形の良い胸、くびれた腰、白くて長く細い手足…
「・・・・綺麗だ・・・」
総司はそう一言漏らす…
「………」
露わになった胸を隠そうと、手を胸にやろうとする前に腕を捕まえて、頭の上で一括りにしてしまう…
「あっ…いや…許して…そ…うじ………」
何時か夢に見て驚いた光景が、今正に自分の目の前にある…
(正夢…だったのですね…)
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