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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第13章 "心"


総司は特別だと…瑠衣は思う…

契約だとか、隊務の相棒だとか、そんな事は多分関係ない…

ただ…純粋に特別だと、そう思う…

どう表現して良いのか分からないが、敢えて言葉を選ぶなら"離したくない"…その言葉が一番合っている…

瑠衣は無意識に総司の腰に手を回す…
"離したくない"というその思いが、直接態度に出たようである……


「橘さん…??」

急に手を回されて流石の総司も吃驚する…

「…"離したくない"…その言葉が今の私には一番合っている…そう思うんです…」

無意識に告白の言葉を口にしてると気づかすに・・・・・

「・・・・・」

その言葉に総司は、ただただ抱き締める手がより強くなる…

「沖田先生…痛いです」

あまりにも強く抱き締められて、力が強すぎて痛い…そう瑠衣は訴える…

「あっ…すみません…その嬉しくて…つい…」

慌て腕の力を緩めるが、瑠衣を離す気は更々無い・・・

「嬉しい…ですか??」

「はい、"離したくない"なんて言葉を聞いたら嬉しくて…」

総司の顔は林檎のように真っ赤だ…

「"離したくない"‥です、ずっと一緒に居たい…」

それが叶わない願いだと瑠衣は "知っている"
だから"離したくない"なのだ…


「橘さん…いや…二人きりの時だけで良いですから…瑠衣…と呼んでも構いませんか?」

「・・・はい・・・」

「私の事も二人きりの時だけで良いですから、名‥で呼んで貰えませんか??」

「…えっ!?
…あ…そっ…総司?」

「そう…瑠衣…」

総司は瑠衣の頬に触れる…
思った通り艶やかで柔らかい…


「瑠衣…瑠衣…好きです…私も離したくない…
あなたを抱き締めたい
あなたに触れたい
あなたが欲しい
そんな私を受け入れてくれますか…?」

瑠衣の頬に触れながら、総司は自分の素直な気持ちを瑠衣に告白する…

「私…も…総司にもっと触れたい…そう…思います…」

総司の瞳を見つめ、はっきり言う瑠衣
それが、どういう意味を持つか理解した上で…


「・・・瑠衣・・・」

今度は優しく触れるだけの口付けをする

「・・・総司・・・」

その口付けに少々躊躇いながらも答える瑠衣…
角度を変え、何度も何度も二人は口付けを繰り返す…

何時の間にか腰に回していた手が、総司の胸元の寝間着をギュッと握り締めていた……
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