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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第21章 "術"


「はぁ…はぁ…
もう少しこうしていたいです…」

総司が瑠衣の乱れた髪を直してくれる…

「はぁ…私も…もう少し総司とこうしていたいです…」

瑠衣は微笑んで、総司の頬に手を添える…

「えぇ…もう少しだけ…」

誘われたかのように、総司は瑠衣の胸に顔を埋めた…

そんな総司の髪を優しく撫でる瑠衣…

何時もの如く総司の温もりが心地良い…
何時の間にか、二人は抱き合いながら、軽いうたた寝に入っていった・・・






瑠衣はうっすらと目を開ける…
月の光が洞窟を青色に輝かせている。


(また、うたた寝してしまった‥?)


瑠衣の上には総司が覆い被さる様に、やはりうたた寝をしている…
その顔は何処か安心した優しいものだ…

瑠衣はそーっと総司の髪に触れてみる…

明るめの茶の髪を一つに結い、長さは普段の自分より少し長い…


(クスッ‥さらさら‥)


瑠衣はつい微笑んでしまう…

「んんっ…」

触れた髪の感触に気づいて、総司もぼボーっとしながら目を開いた…


「ん…あ…
眠っちゃったのですね…」

「えぇ‥
私も眠っちゃっいました…」

微笑み合う二人、その瞳は優しさを称えている…

「大丈夫、まだ夜です…
本当に少しだけ眠ってしまったみたいです…」

「そうみたいですねぇー」

胸元で話されるのが、少しくすぐったい…

「…あっ………」

「どうしました総司?」

「その…瑠衣の中に……」

「えっ…あ………」

眠ってしまった為に、そのままになっていた総司の欲の熱棒……


「そ…その…もう一度…良いですか??」

総司の顔が少々赤い…

「えぇ…
総司がそう望むならば何度でも…」

「…瑠衣…」

「うん…」

もう一度二人は交わり高みに登る…

総司とならば何度だって良い…

自分も総司を求めているから…

目の前の‥朱雀としも瑠衣としても、自分を愛してくれている人が愛おしいから…

瑠衣は総司の背中にしがみつき、高みへと達しもう一度同時に果てた・・・





「ねえ瑠衣‥」

あの後二人は壁に背を付け、寄り添って座っている…

総司の着流しと羽織を二人で分け合って、体に掛ける事に……

「何ですか?」

「ずっとこのまま‥時が止まって二人だけで居れれば良いのですけどね‥」

「クスッ‥
無茶な考えですよ総司…」
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