この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
木之花ノ夜想曲~夢語り~
第21章 "術"


なんとなく‥事の重大さに薄々は気づく……

自分は総司に其処まで迷惑を掛けているのだろうか(やはり考えの方向性は天然のままで…)??


「はぁ…
本当にそんな仕草は、私の前だけにして欲しいです‥」

総司は相変わらず抱き締めて髪を撫でている。

「極力気を付けます……」

総司に抱き締められてる為、その胸の中で小さく頷き了承する瑠衣だった・・・








「朝になる前に出ませんか?
確か今日は、夕方から夜の巡察でしたよね?」

「えぇ、そうですね…
今から出れば、朝になる前に屯所に着きますね」

「では…」

抱き締めている総司の腕から離れ、さっさと姿替えをする。


「荷物持って行きましょうか」

瑠衣に戻ると声も少し低くなる。


「私としては名残惜しいのですけどねぇ-」

総司は自らも着物を着ながら、姿替えした後の瑠衣を名残惜しそうに見ているのだが…


「私……
自分も名残惜しいですよ、ですけど何時までも此処に居る訳にもいきませんし、諦めて下さい」

片手で袋を持ち上げ(着替えは、姿替えの時にしっかり済ませてる…)にっこり笑う瑠衣。


「口調まで変わりますしねぇ-
本当に名残惜しいです‥」

「一応男ですから、自分と言った方がしっくり来るんですよ、それに‥既に馴れです」

総司はやっと着替え終わり瑠衣の方に歩く。

「馴れですか‥
そう言えば始めから自分と言ってましたよね?」

瑠衣も総司に合わせ、て洞窟を歩き始めた。


「そうですね、まぁ…
色々考えたんですが、自分と言う言葉が一番気に入った感じですか…
一応外宮で俺とか僕とか私とか試したんですよ実際…
で、違和感が無かったのが、自分という表現です」

「はぁ…
確かに瑠衣が俺とか僕とか使ったら、違和感がかなりありますねぇ」

「でしょう、自分も使って嫌な気分になりましたよ………」

思い出したのか、瑠衣は思いっ切り渋い顔をしてしている…


(とれだけ嫌だったのだか…)


瑠衣の顔を見て、相当嫌な事があったと簡単に察っする事は出来るが、話してはくれなそうだ。


「兎も角基本的に自分、まぁ目上の人には私ですか…
あぁ総司は別ですよ」

総司と二人きりの時は、私と表現する事も多い、二人限定ではあるが……
/735ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ