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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第25章 "帝"


「共通点あり‥ですか…」

「えぇ、総司のお陰です」

瑠衣はニッコリと笑う。


「しかし…
朱雀様、朱雀様って少し妬けますっ!!」

「はいっ!?」

何となくの後ろめたさから、つい声が裏がえってしまう・・・



「だって昨日の瑠衣…
私にも見せない笑顔でしたよねぇー」

「あれは作り笑いです…」

「それに瑠衣…
朱雀様の前では無防備ですよね」

「そ…それは…
余り否定は‥出来ませんが…」

つい言葉が小さくなってしまう…………


総司が瑠衣の方にずずっと寄って来る。


「…
瑠衣、朱雀様と何かあったのですか??」

どうして、こういう時の感は良いんだろう…
瑠衣は思わず溜め息を吐く……

自分が墓穴を掘ってる事に気付かないのが、また瑠衣らしいのだけど…


「・・・あったのですね?」

総司は瑠衣の目を見詰めて話す…
もう感と言うより確信だ。


「・・・多少・・・」

その途端総司に腕を引っ張られ、総司の胸に顔がぶつかった…


「本当に…
どれだけ心配したと思っているのです??
朱雀様とて男性なんですよ!!」

「す…
すみません・・・」

此ばかりは、ひたすら謝るしか瑠衣に手は無い。

今回のあれは自分の不注意だ、正式な場所で当代様に逆らえる訳も無く…
こればかりは、言い訳のしようが無い。

だからこそ、誤魔化そうと思ったのだが……


「瑠衣…
覚悟出来てますよね…??」

「総司ーっっ!?」

「言い訳無用ですっ!!」


いつになく怒っている総司に抵抗出来ず、瑠衣は仕方が無く大人しくする方を選んだ・・・・・

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