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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第26章 "考"


「余り考え過ぎても答えは出ませんよ」

「はい…
分かってはいるんですけど‥ついつい」

瑠衣はまた火鉢の炭の突っつく。


「此処二日で新しい情報がドンドン入って来ましたから、一度整理してみようかと思って…
そうしたら、余計に考え込んでしまったようです…」

「それで進展は?」

瑠衣は首を横に振る…


「全く…
色々断片的過ぎるんです、繋がるものも繋がりません」

「結局は今まで通りですか…」

「はい…」

瑠衣がやっている事に総司は手が出せない、事が大き過ぎるからだ…

悔しいが、自分では瑠衣の足手纏いになってしまう。


「出来るだけ‥
手伝いますよ…
と言っても私では、愚痴を聞くくらいしか出来ないのですけどね」

「そんな事は無いです、今‥此処に居るのは何の為ですか?」

新撰組に居る理由‥

はっきり言って、瑠衣のやろうとしている事に新撰組は関係無い、いや、返って足枷になる…

ならば……


「・・・・・・・・・・・・・もしかして…
私の‥為…??」

瑠衣はニッコリ笑って頷く。


「・・・
その…
少しは自惚れて良いのですかね………」

つい顔が赤くなってしまう。

「良いんですよ、私に手を差し伸べくれたのは総司なんですから、だから私は此処に居るんです、一緒…
約束ですから…」

総司の赤い顔を見てクスクス笑う。


「…
本当に自惚れますよ?」

「えっ??」


 "ドサッ…"


急に総司は瑠衣を押し倒す、したたかに頭を打ったが、此処は何も言わないでおく……


「覚悟して下さいって言いましたよね?」

「…そ…それは…ちょっ…そう…んっ!!」

総司は瑠衣の言葉を遮る様に口付けする…
そのまま舌を中に入れ、瑠衣をかき乱す……


「んんっ…ふぁ…」

「考え過ぎるのならば…んっ…考えられない様にして…あげますよ…んっ…はぁ…」

「んっ…総司の…んっ…ばかぁーっ!!」

瑠衣のそんな言葉に、ニッコリ笑い返し、更に口付けを深くする…

舌を絡めとり、甘噛みし、吸い上げ…
瑠衣が考え無い様に、激しく口付けを繰り返す…


「ふっ…ぁぁ…んんっ…」

瑠衣の抵抗も口付けと共に次第に弱くなる…
それでも総司は激しく口付けを続ける、少しでも瑠衣の安らぎになれば…

そう思いながら……
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