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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第28章 "謎"
心も体もお互いを求めている快感…
愛し合う者にしか分からない至福の共有の時間……
瑠衣の腕がキツく総司を掴む…
「…えぇ…はぁ…はぁ…瑠衣…私もっ…」
瑠衣の癖を知る総司は、瑠衣が達しようとしているのを瞬時に理解し、殊更早く深く腰を動かし………
「あぁぁ…だめぇ!!…あぁぁ!!…」
「はぁ…くっ…あぁ!!」
お互い同時に高みに登り果て、真っ白になり倒れ込んだ・・・・・
総司は相変わらず瑠衣を抱き込んで一緒の布団に寝ている。
「…本当…
総司もう完全に癖ですよ…」
「良いのですよ、だから瑠衣限定ですから」
「はぁ…
独占欲強いんですからもう…」
瑠衣も、もう諦めて素直に身を委ねているのだが……
それに、総司と一緒に寝るのは嫌いじゃ無い。
「そうだ、明日神社行きませんか、昨日変わった神社を見つけたのです」
昨日…
確か昼巡察で、総司に逃げられた時か…
「構いませんが…
総司‥サボりは無しですよ!!」
「あーぁははは………」
余計な墓穴を掘ってしまったようで‥少し焦ってしまう・・・
「それで変な神社とは?」
とりあえずは怒って無いようだ。
「何と言ったら良いのでしょう…??
兎に角変わった雰囲気なのです」
「変わった雰囲気…??」
あの独特な雰囲気を何と言ったら良いかと悩むが、言葉が出て来ない。
「何とも言い難い感じ何ですよ…
朝行きましょう」
明日は夕方隊務…
ならば、朝なら時間を空けられる。
「そうですね、総司が其処まで言うんなら何かあるんでしょうね」
「えぇ」
「ならば…明日は…朝……はや…い………」
何時ものように、眠気に勝てず眠ってしまう瑠衣に……
「クスッ、お休みなさい…」
総司も瑠衣の温もりを感じながら眠りに入った・・・・・
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