この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
木之花ノ夜想曲~夢語り~
第33章 "乱"


宋の一件後、瑠衣は本当に絶対安静らしく、布団で眠りっ放し…

力は回復はしているが、無理な術戦や当代様に合わせ奥義を使った反動で、精神的と体力的に無理が出たらしい。


瑠衣が布団の中の間に、季節は六月に入る。


「ふぅ…
今日も暑かったですねぇー」

総司は昼の巡察を終えて、部屋に戻って来た。


「あ……
お帰りなさい」

布団から半身起こし、入って来た総司を迎える瑠衣。

実は目が覚めたのは本当に少し前、四日間程眠りっ放しだったりする。


「瑠衣、目が覚めたのですか!?」

「はい、ご心配おかけしました」

「もう大丈夫なのですか?」

総司は刀を置いて、瑠衣の布団の側に座る。


「まだ、少し怠いですが‥ただの寝過ぎかと…
自分どのくらい寝てたんですか?」

「えーと…
大体四日程ですね」

「四日‥て事はもう六月ですかぁ!」

本当に目前に迫っている一大事件…
まぁ‥始めから付き合うつもりでいたのだが…


「少し体動かしたくなりました…」

「??
どうしたんですか急に??」

「布団にいたら体鈍りそうです…」

「まぁそれはそうですねぇー
しかし今日一日は安静にして下さい」

「はぁ…
仕方がありません‥分かりました……」

「では私は報告がありますので、土方さんの所に行ってきます」

総司は報告の為に、部屋から居なくなった。


「六月‥か……」

総司が心配だから、池田屋事件までは付き合うと始めから決めていた…

そろそろ山崎が枡屋の内偵をしている筈、自分もおちおち寝ていられない。

此が本当に最後…
その間に必要無いものは処分しなくては、後は当代様の所にでも送りつけて置くか。



/735ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ