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第5章 隣家　昌子（中学教師　元担任）

泳げるようになるのなら。。。

普通なら判るのだろうが、龍ちゃんの為に我を失っていた。

思春期初頭の生徒を、ビキニで勧誘している事に気付かないでいた。

悪意さえ感じる、この水泳教室でさえも見抜けない昌子。



龍は土曜日とあって浮かれていた。

悪友に誘われて、ちょっと遠出して、ある街にやってきた。

ここは、中学生・高校生立入禁止の大人の店。

いわゆる１８禁のお店。

雑居ビルの７階にある如何わしい小さなお店。

そこにいた。

紐みたいな女性の下着やら、穴が開いている上下の下着に

カラフルな色の下着、何に使うか解らない大量の縄。

コスプレ衣装に、電動おもちゃ。

最初は何とも思わなかったが、包装やら箱を見ているうちに

チ○チ○が大きくなり、痛いぐらいに反り返っていた。

箱に印刷されている女体だけでも、中学生にとっては、好奇心を擽られる。

その箱を手にとり中身を確認する。

それは、女陰を型どった、通称 オナホール。

売り文句は「女性では味わえない快楽がある。」

生身のほうがいいとは思うのだが、この中学生には解らない。

この穴に入れるのかー！

こんな小さな穴に入るのだろうか。

シリコンで出来ているとはいえ、不安になる龍。

小学校の修学旅行で風呂に入った時には、皆より大きくて、デカチ◯とあだ名された。

使えるか？使えないか？判らない物にお金は出せない。

店内を物色していると、棚に並んでいる生写真を見つけた。

いろいろな写真を見たが、V字型の水着から大きな胸が毀れ落ち、股間部分も食い込んで具が見えている写真と、M字開脚からの OPEN PUSSY しているアップ写真を購入した。

リュックに入れていた本に挟み大事に持ち帰る。

帰ったのはいいが、お昼ご飯を食べたら学校に行かないと。

もう、水泳どころの騒ぎではない。

写真が気になってどうしようもない。

心ここにあらず。

心は、机の引き出しに入れた写真にいっている。

その写真を思い出すだけで、水泳パンツから顔を出しそうになる息子。

昌子先生が来るまでに、鎮めようと必死になる龍。

準備体操をして、シャワーを浴びていたら

昌子先生の声がした。

「龍ちゃんいるの？」

「はい！居ります！」

「ちょっと着替えてくるから待っててねー」

「はい。わかりました！」