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いじっぱりなシークレットムーン
第5章 Crazy Moon
声が出てこない。
彼の欲情に、あたしも煽られている。
九年ぶりの彼のものにあたしは興奮している。
「九年前、あなたはこれでイッてたんだ。覚えてる? もっと奥にくれとあなたは泣いて俺にねだったことを」
――気持ちいい? チサ。
「……俺は九年前の、あの時のガキじゃないんだよ。九年後の俺を見ろよ。今はドキドキするんだろ? 我慢しないでいいから」
あたしのドキドキが彼に伝わっているんだろうか。
「……このまま、俺の腕の中で理性壊しちまえよ」
手で触る彼も、興奮しているのがわかる。
「……わかるか? すげぇビクビクしてるの。俺もさらけ出してんだから、あなたもさらけ出せよ。なぁ、ここまでにしたのはあなたなんだぞ」
彼の素の反応を手で擦り続けながら、カッと身体が熱くなる。
まるであたしの深層に触られているように。
「責任、とれよ」
強い語調に思わず、喘いだような声を出してしまった。
その瞬間、あたしの身体が持ち上げられるようにして身体の向きを簡単に変えられ、リラックスするように身体を倒す彼の上に跨がる。
あたしの秘部に彼の硬くてビクビク脈動しているものが直接触れる。泡すら溶かすくらいに、触れた秘部が熱くてたまらない。
……息が詰まる。
「あなたが好きな体位だろう? さあ、どうする?」
艶然と笑う彼はあたしの腰に両手を添えて、前後に動かした。