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いじっぱりなシークレットムーン
第6章 Wishing Moon
「あなたは私に、どうされたいと願っているのですか?」
「……」
「鹿沼主任?」
「……ふぇ……もういい。課長なんてもういい。あたし……」
許容量が上限を突破して、ぶわりと涙が溢れる。泣きながら行き場のない怒りをぶつけると、今度は課長が慌てた。
「ごめん。可愛かったから意地悪したかっただけだ。嬉しかったんだよ、そうやって求めてくれるのが。ごめん。結城さんのところに行くなんて言わないで。頼むから……」
なんで結城が出てくるのか、あたしの頭ではよくわからない。
「あなたの欲しいところに、触るから」
そう言った課長の身体が下に滑りゆく。
肌に蛇行するように這わせられた熱い舌。
ホックがとれてスカートとパンスト、下着を全部を一気に抜き取られる。
「ひゃっ!!!」
黒く翳った恥丘をなぞるように、課長の舌が降りてきた。両手であたしの内股をさすりながら、あたしの足を大きく開く。
「かちょ、なに……」
なにをされようとしたのかわかったあたしの理性は、本能的に身震いをするが、突きだした両手は課長の両指が絡められ、格好からも力関係からも、主導権は課長にある。
「陽菜」
秘部に息をかけながら、艶めいた眼差しであたしを見た課長は、艶然と笑った。
「見てて」
くちゅりと音をたてて、あたしの秘部になにかがあてがわれた。
それが課長の唇だとわかるまでに時間がかかったのは、課長があまりにも愛おしそうにあたしの汚れたところにキスをしていたからだった。
そんな場所ではないのに。
そこが、燃えるように熱い。
課長に口で触れられていると思っただけで。
「ひくついてる」
課長が笑った。
「やっ、嫌なことはしないって……」
「大丈夫。いつものあなたもきっと気に入るから」
「……っ」
「陽菜、顔をそらさない。記憶に刻んで」
そして課長は蜜で溢れる花裂を舌を使って舐めだしたのだった。
うっとりとしたような、艶めいた目をあたしに向けながら。