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いじっぱりなシークレットムーン
第6章 Wishing Moon
課長にこんなことされているのを見ているだけで――
「しゅ……う、朱羽、ああ、イク、朱羽、あたしイッちゃうっ! やっ、見ないで、恥ずかしい、朱羽っ」
理性が顔を出したまま、あたしは泣きながら一気に上り詰めようとする。
「陽菜、見て」
ぐっとさらにあたしを折りたたむようにして、あたしの顔の近くに課長が来た。
「っ」
羞恥に顔が赤くなる。
「よく見て」
課長の唇と舌の動きがあたしを挑発する。
目の前であたしの疼いてたまらないものが音をたてて、攻め立てられているのがわかる。
細く広く変化する舌は、確実に上り詰めるあたしを加速させる。
「あっあっ、あ……あああっ」
「可愛い」
身体がかっと熱くなる。爆ぜたようにあたしは叫んだ。
「いやらしい、やらしいっ、朱羽、あ、あああああっ」
忍耐の終焉に、あたしは弾け飛ぶ。
腰から頭に突き抜ける強い刺激の後で、ビクンッ、ビクンッと足が揺れる。詰まった呼吸をするあたしに、課長はふっと笑うと、手を外した。
片一方はあたしに腕枕をするように、あたしの横に身体を横たわらせ、あたしの足をさすってきた。
あたしは上半身が中途半端に裸で下半身はなにもつけていないのに、課長はワイシャツとズボン姿でネクタイもまだ締めている。
ネクタイが濡れているのはなにか。ぼんやりと想像してどうしようもない恥ずかしさに内心身悶えしていると、課長があたしの名前を呼んだ。
そしてあたしに微笑みかけると――片手の中指を蜜で溢れきっている蜜壷に差し込み、ぐちゅぐちゅと音をたてて大きくかき乱してきたのだ。
「ひゃあああ!」
穏やかな顔での情け容赦ない攻撃。果てている途中の、それでなくとも敏感すぎる中で一番敏感なところを攻め立てられれば、否応なし去ったはずの波が戻ってくる。
「朱羽、駄目、待って、ねぇ待ってぇぇ!!」