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いじっぱりなシークレットムーン
第7章 Waning moon

「あなたから俺を求めてよ。いつも俺ばかりは、悲しいから。今度は言葉じゃなく、態度で示して」
悲しげであり、妖しげな笑みを浮かべながら、課長は焦らしてくる。
あたしの内股を足でさすって煽りながら、あたしの前髪をかきあげるようにして覗きこみ、魅惑的な唇で触れてはくれない。
こんなに熱い息を零しているのに。
だからあたしは、課長の首に両手を回して、自分から口づけた。
「ん……」
自分から舌を課長の唇から割り込ませ、いつもしてくれているように舌を動かす。課長の歯茎を舐め、奥に忍び込むけど、簡単に舌を絡ませてくれない。
笑っている。くそっ。
「んんぅっ」
より強く課長に抱きつきながら、奥へと忍んだあたしの舌は、課長の舌を見つけた。待ち望んでいた舌先が伝える課長の舌の感触に、身体が甘く痺れていく。課長の舌を吸い、淫らに絡み合わせていくと、ややしばらくして、課長からも甘い声が聞こえて来て、課長からも舌を絡めてきた。
声を漏らしながらするキスが嬉しくてたまらない。
課長の手は、あたしの乳房に伸び、両手で強く両乳房を揉み込まれ、漏らす声はさらに甘くなり、身体が揺れる。
課長の口の中でくちゅくちゅと絡む舌は、やがて唾液を垂らしながら唇の外に出て、あたしの視界の中で淫らにくねくねと動いて絡まりながら、あたしの口腔内に入った。課長の舌があたしの口の裏側をまさぐると、快感がぶわりと増大する。
あたしの反応をすべて見逃さないとでもいうように、課長の瞳は優しく細められながらあたしを見ている。
舌を激しく絡ませながら、課長の両手の指は左右同時にあたしの胸の頂きの蕾をきゅっと潰してきた。

