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いじっぱりなシークレットムーン
第7章 Waning moon
 

「ひとりでイッちゃやだよ? あたしがいるのに。妄想のあたしを抱かないでよ、あたしまだ抱かれていないのに……」

 乗せられたままの朱羽の手を外し、あたしが……朱羽の反り返ったものを手で握ると、それはビクビク震え、朱羽の表情が切ないものに変わる。その被虐的な表情にぞくぞくするのは、あたしの加虐的な部分が刺激されるからだろうか。

 ああ、彼がSになる気分がわかる。あたしは、ここまで可愛く素直ではないだろうけれど。

「うわ……ぬるぬるしてる。これはひとりでしてた時に出ちゃった先走り? それとも石けん? 洗ってる途中で、あたしが欲しくなったの?」

 にちゃにちゃと粘液まみれのいやらしい音をたてて、ゆっくりと上下に扱き、たまに先端の上を親指でくりくりと触ってあげる。

 彼の表情が歪むのを見ると、あたしの興奮もたまらない。

「陽菜……」

「なぁに? 選んでくれないと、やめないよ?」

「……。今更なにをしていたか、なんて……言い訳はしない。けど……、見てたんだろう? 気持ち悪くないの?」

 気持ちいいのかな。声が上擦っている。

「気持ち悪くないよ。朱羽を見ながら、あたしもひとりでしてたもん」

「……っ」

「朱羽のしているのが綺麗で……ひとりでしちゃったの。満月でもないのに、朱羽の喘ぎ声が、朱羽と繋がっている錯覚を引き起こして。こういう女嫌?」

「……嫌、じゃない」

「じゃあ好き?」

「……っ」

「好きじゃないの? あんなに切ない声で、あたしの名前呼んで好きだって……。あれ? ブルームーンじゃないのにいいの? あ、そうか。ひとりでしてて気持ちよくなったから、思わず口走った……」

「頼むから、もうなにも言わないでくれ」

 ああ、朱羽の顔が沸騰寸前の顔で、泣き出しそうだ。

「嫌。だって嬉しかったもの。なんとかしないといけないくらい、切羽詰まっていたのを我慢していたんでしょう? こんなにガッチガチにして。これだったらなんとかしないと、大変だものね」

「……っ」
 
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