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いじっぱりなシークレットムーン
第9章 Lovely Moon
「本当に、俺が好きで仕方ないの?」
「うん」
「嘘じゃない?」
「嘘じゃないもん!」
「誇張してない?」
「してない。本当に好き。信じて?」
「俺のあなたへの想いにまで、早く追いついてきてね」
「差はないよ?」
「あるよ、俺、九年以上あなたを想い続けてきたんだ。そう簡単に追いつかれてたまるか」
朱羽はゆっくりと乳房を揉み込む。
「追いついてると、思うんだけれど。時間は関係……ん……」
朱羽はあたしの唇を奪い、胸を揉みながらあたしをゆっくり押し倒す。
唇と手を離して、あたしの両足を割って身体を入れた。朱羽のあたしを見下ろす顔が、男のものになっている。
あたしは両手を伸ばして眼鏡を取った。
裸眼はさらに男の艶を強ませ、ぞくぞくが止まらない。
「好きだよ、陽菜」
「あたしも、朱羽が好き」
朱羽が微笑み、あたしに口づけてきた。
手で耳を弄り、ゆっくりとねっとりと舌を絡ませる朱羽の広い背中にあたしは手を回す。
朱羽の匂いが甘美的で、朱羽の肌の熱が心地よくて、彼とのキスが気持ちよくて、そしてなにより幸せで。目尻に涙を滲ませて、朱羽の静謐だけれども激しい、矛盾したようなキスを受ける。
リップ音を響かせて朱羽の舌と唇が下がり、指を絡ませて手を握りながら、乳房を円を描くように舐め、勃ち上がった蕾を啄んだ。
「ひゃあああっ」
仰け反るあたしを握った手が支え、反対の手はもぞもぞと動く朱羽の頭の上に落ちる。
蕾を舌で転がされては、じゅると唾の音をたてて強く吸い立てられ、反対側の乳房は強く弱く緩急つけて揉み込こまれては、指の間に蕾を挟まれ、時折きゅっと強く押し潰すように力を入れられる。
「朱羽、朱羽……はああああっ」
気持ちよくてたまらない。