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いじっぱりなシークレットムーン
第9章 Lovely Moon
「もうちょっと、前傾がいいかもね」
朱羽の手があたしのお腹に巻き付き、お尻をきゅっと上げられる。
「……こんな感じかな。どう、陽菜。……陽菜? なんでそんなに赤い顔をしてるんだよ。その蕩けたような表情、またいやらしいことでも考えてたな? 本当にあなたっていうひとは、休憩している意味がないじゃないか」
朱羽が笑いながらあたしを追い詰める。
「あたし別にいやらしくない! 朱羽の手とこの姿勢が……」
覆い被さる朱羽の手があたしの左手を固定し、あたしの手ごとキューを動かす。
「なに? 後ろから繋げようとしているみたい?」
朱羽の声を耳の傍で感じ、少し遅れて言葉を理解したあたしは、ひとりで身体を熱くさせる。
「それもいいかもね。高さも丁度いいし、その服脱がせやすいし」
「朱羽っ!!」
カコーンとボールはポケットに入った。
「はい、もう一回!」
朱羽が左手だけ手を重ねながら、あたしに密着する。
「はい、打つ」
同時に朱羽の股間もぎゅっと尻の間に入りたいかのようにあたしに押しつけられ、朱羽の堅さを感じて足が震える。
「どうしたの、陽菜」
朱羽が笑いながら後ろからあたしの腰を両手で抱えるようにして、数度堅さがわかるもので打ち付けてくると、股間を回転させるようにしてわざと膨らみをあたしに感じさせてくる。
朱羽を知ってしまったあたしの身体は、それだけで熱く濡れ、もう朱羽を迎え入れたくてたまらない。
「震えてるけど、寒い?」
負けるものか!!
あたしは台に両肘をつくようにして、朱羽の悪戯に声を殺した。
「ふふ、いじっぱりな陽菜。勝負しようか」
「?」