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いじっぱりなシークレットムーン
第10章 Funky Moon
 

「ん……っ」

 熱く動く太くて硬い生物が、あたしの花園に蠢いているようだ。

 花園を蹂躙しながら朱羽が動く度、あたしは切ない声を上げて朱羽の首に両手を絡ませた。

 そして朱羽が静かに目を伏せた時、両足を折りたたむようにぐっと持ち上げられ、蜜壷の入り口に硬いものが宛がわれた。

 そして、狭い道を拡張しながら入ってきた。

「は……ぅん…っ」

 朱羽が苦しそうに眉間に皺を刻む度に、朱羽があたしのナカに深く挿り込んでくる。

「ぁ……んんっ」

 息苦しいほどの膨張した猛々しい異物で、あたしの胎内を貫く朱羽は、やがて薄く目を開けるとあたしに微笑んだ。

「あなたの中、すごく……熱い」

 汗ばんだ顔は艶めいて、色香に満ちている。

 彼はこうして深く繋がる度に、男の艶を強めていく。

「朱羽も……熱い」

 とろとろと蕩けているのはどこか。

「そんなに……欲しかった? きゅうきゅうして俺の離さないから、大変なんだけど」

 朱羽の上擦った声と熱い吐息が、顔にかかる。

「欲しかった。朱羽が欲しかった。とっても気持ちがいいの……」

「はは……。俺の彼女は、俺の理性壊すほどに、いやらしくて可愛いね」

 朱羽はあたしの唇にちゅっとリップ音をたててキスをすると、ゆっくりと腰を動かし始めた。

「はぅぅ……ん、ああっ」

「キツ……。あれだけしてもまだキツいのか、あなたの中は……」

 質量ある朱羽のがあたしの膣壁を擦り上げる度、ぞわぞわと鳥肌が立つほど気持ちがいい。

 出て行くのが無性に悲しくて、挿ってくると嬉しくてたまらない。

 やがてそれすらわからないほど、朱羽はあたしを揺さぶりながら早く律動し始めた。

「朱羽、朱羽、ああ、あああっ、気持ちいい、気持ちいい……っ」

「はっはっ、俺も気持ちがいい……なんでこんな……くっ」

 ひとつのリズムを刻んで、あたし達は揺れる。車体も揺れる。

  
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