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いじっぱりなシークレットムーン
第10章 Funky Moon
***
もう少しで日付が変わる時刻になれば、さすがに抱き合ってイチャイチャしていても、暖房がかかっているとはいえ、オープンカーでは外気がうすら寒く感じるようになった。
スイッチを押すとルーフが戻って来て、ちゃんと隙間ない天井になり、暖気が巡回した。
「さあ、もうそろそろ戻ろうか。服を着よう。着ないとオールでここでずっと抱いていたくなるから」
「……っ」
「はい、あなたの下着。つけてあげる」
黒いレースのブラの肩紐を通され、後ろから手を伸ばされカップに乳房が入れられる。
「大人の下着もいいものだね。帰ったら、ゆっくり見せてね」
後ろから囁かれ、両乳房を大きな手で包み込むようにして、ゆっくりと揉んでくる。
「朱、羽……」
「息が上がってるよ、陽菜。本当に感じやすくなったね」
「誰の、せい……っ」
やわやわと揉みしだかれ、形を変えられる乳房を羞恥で見れない。なによりあたしを知り尽くしているこの技巧的な手の動きは、あたしの体温を上げていくばかりだ。
「俺のせい? だったら嬉しいね、少し触っただけで感じるようになったら、陽菜がおばあちゃんになった時、感じすぎてるんじゃないか?」
「その時まで、するの?」
「勿論。俺が勃たなくなったら、手と口で愛して上げる。こうやって……」
朱羽の指がブラ越しに、尖りをきゅっと摘まみ、あたしの口から変な声が出た。
「年を取っても、陽菜の胸は俺に愛されて、きっと垂れないよ。美老女になるね」
朱羽が耳をカプリと甘噛みして、ホックをつけた。
「ここも、家に帰ったら愛させてね。せっかくこの下着で俺を挑発したんだから」
「挑発してない……っ、こっちは自分ではける」
「だぁめ。はい、足をあげて」
まるでおむつを替えるかのよう。なぜここまで大きく広げないといけないのか、いまいちわからなかったけれど器用にはかせてくれた。
そう、手早かったからきっと気づかれていない……。
「ここもちゃんと愛してあげるからね。胸を触っていたら、ここも感じちゃったんだろ?」
「これは……」
気づかれていた。
足を閉じようとすると、朱羽が逆に大きく広げた。
ショーツの真ん中を指で往復されると、快楽の余韻が残る身体は、びくびくとしてしまう。