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いじっぱりなシークレットムーン
第10章 Funky Moon
「いやらしい下着」
斜めから抱きしめられる格好のあたしに、朱羽は耳に熱い息を吹きかけて囁いてくる。
「こんないやらしいのを着てきたのは、なんで?」
「……気に入ってたから……っ」
「いやらしいの、気に入ってたんだ? あなたは本当にいやらしいんだね」
「……違っ」
朱羽の甘い囁きに頭がぼぅっとしてしまう。
だけど朱羽がよく言う"いやらしい"だけは、あたしの理性が反発した。
「へぇ、違うの? 俺に嘘つくんだ?」
「嘘じゃ……」
「だったら、確かめなきゃね」
朱羽はブラの上から、頂点を指で何度か擦って、ブラを上から外に伸ばした。
「見える? あなたの乳首。こんなに勃たせてるじゃないか」
「朱羽……っ」
自分のいやらしい胸の尖りに、かっと身体が熱くなる。
「これでもいやらしくないの?」
「いやらしくなんか……っ」
「ふふ、いじっぱりで嘘つきな陽菜にはお仕置きだね」
朱羽があたしをソファに仰向けに押し倒した。
そして両足を上に持ち上げると、あたしの目の前で大きく開いて、間に身体を入れた。
「いやらしくないなら、変化はないだろう?」
朱羽の熱い視線が、ショーツの短い布に注がれる。
「朱羽、恥ずかしいっ、朱羽っ」
見られていると思うだけで、秘部の変化がわかる。
さっきイケなかったことに対する消化不良感が、まさぐられたいという強い欲求に変化して、秘部を熱く疼かせていく。
ああ、朱羽にこんなに至近で、目で犯されていると思えば、それだけでイッてしまいそう。
ショーツの中はきっと止めどなく溢れる蜜に、花弁が打ち震えているだろう。
それでもあたしの理性はなんとか、股間を覆う黒いショーツの小さな布……クロッチがあることで均衡が保たれていた。
それなのに。
「……っ!!」
朱羽はショーツの上から顔を埋めるようにして、鼻と口とでクロッチを強く押しつけるようにしてもぞもぞと動き、秘部を刺激してきたのだった。
「いやらしい匂い」
あたしの身体がかっと熱くなる。