この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
いじっぱりなシークレットムーン
第4章 Secret Crush Moon
 

「陽菜、お前は……誰に抱かれてる? 誰のを挿れてる? ……ここに」


 少しだけ抽送が弱まると、少し掠れたような、結城の艶っぽい声が聞こえる。

 結合したまま結城は後ろから抱きつくようにして、あたしの手の甲に自らの手をかぶせたまま、あたしの手ごとあたしの下腹部を撫でた。

 結城の大きなものが胎内で動く様を手の平で感じ取り、その生々しい接触に肌がぶわりと粟立つ。

 結城の声が近くでした。


「誰ので、気持ちよくなってる?」


 普段は聞けない、色っぽい声にぞくぞくする。


「ここ、誰のでこうやって擦られてる?」


 ゆっくり深く突き刺さったそれは、やがて湿った音をたてて大きく早く動きだす。


「ぁぁああああっ、ゆ……きっ、ゆ……、き」

「違うだろ、陽菜。お前を抱いている"男"は誰だ? お前が今欲しいのは? 誰ので気持ちよくなりたい?」

 何かを思い出しかけたが、結城の声がそれをはじき飛ばした。


――名前を呼び合おう。その方が興奮するだろ?


「……むつ…きっ、睦月の……欲しいの、睦月のっ、気持ちよくなりたい、睦月、睦月っ!!」

「はい、よく出来ました」


 柔らかな声が聞こえた途端、うつぶせだった体勢が、繋がったままで結城に上体を起こされ、そして気づけばベッドの上に座る結城の上に、後ろ向きに座っていた。

 汗ばんだ結城の胸板。結城の匂いに、くらくらする。


「陽菜、鏡見て」


 結城に言われて、鏡を見た。

 女の顔をしたあたしが、男の顔をした結城の上に跨がり、しなだれかかっている。


 扇情的な眼差しを、鏡のあたしにぶつけるようにして、結城は言った。
 

「よく見ろ。俺に抱かれて感じている、お前の顔を」


 両手であたしの胸を揉みしだく。

 形を変えるあたしの胸と、あたしを睨み付けるようにしながら、耳を愛撫してくる結城に、あたしは興奮して大きく喘いだ。

 ああ、結城の元であたしは女になっているんだ。

 
/1291ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ