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いじっぱりなシークレットムーン
第4章 Secret Crush Moon
どこか満足感に浸りながら、胸の愛撫を加えられたあたしの身体は、いつものように腰が動いて、さらなる快感を得ようとする。
「奥に……ねぇ、睦月。頂戴……ね、イキたい」
結城の熱の籠もった眼差しを、冷ややかな鏡ではなく自分の目で感じ取るのと、結城の両手があたしの両足を持ち上げるのが同時だった。
あたしの恥毛の下から現れるのは結城の肉棒。
どこか生々しい大きくて太いそれがずるずるとあたしの中から出され、月明りがそれが粘液に濡れているのを映し出した。
結城はあたしに見せつけた。
あたしが誰のどこと繋がっているのか。
……それがどんなにいやらしいことなのか。
それが視覚的な刺激となり、息を乱したあたしを見てとったか、持ち上げたあたしの身体をゆっくりと沈めた。
呑み込まれていく様を、鋭い目であたしにそれを見ろと促した。
ああ――。
膣壁を押し開いてゆっくりと擦り上げられるその感触に、鳥肌が立ちそうなほどの気持ちよさを感じながらも、あたしの目は痴態を映す鏡から離れない。
あたしの中に根元まで入っていけば、あたしの顔が上気して唇が半開きになり、そして結城の顔がどこか苦しそうに歪められ、あたしの頭に唇を落としてきたのを見た。
あたしを見つめる結城のとろりとした目に、ぞくぞくしてくる。
「なぁ、陽菜。俺も、イッてもいい?」
上擦ったような声が聞こえ、あたしがこくこくと頷くと、結城はそのままあたしを前に押し倒し、再び後背位の体勢にして、抽送を激しくした。
官能の波が押し寄せてくる。
「ああぁ、いいっ、奥、気持ちいい、いい――っ」
鏡に四つん這いになって髪を振り乱すあたしと、猛る結城が映っている。
腰を打ち付け、時折悩ましげにあたしの背中に舌を這わせ、あたしの両手を指を絡ませて繋ぎながら、鏡の中のあたしに救いを求めるような目をした結城は、唇でなにかを呟いた。
"す"
"き"
"だ"
そんな形だったような気がしたけれど、結城がくっと反り返りあたしはすぐ目をつむってしまい、襲いかかる快感の波の終焉にまみれて、そのこと自体を忘れてしまった。