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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第10章 再出発
「小鳥遊先生~♪今日、今泉先生が来てたんですよ~。」
病棟にあがって来た小鳥遊に看護師が真っ先に言った。
「え?」
「ほら…今泉先生…麻酔科の…月性さんとアモーレだった。」
3年目の看護師が嬉しそうに言った。
「馬鹿!あんた何言ってんの!!」
先輩看護師がきつく叱った。それを聞きつけ師長が小鳥遊に声を掛けた。
「小鳥遊先生 ちょっと…。」
面接室に呼ばれた。
「これ…今泉先生から預かったの。小鳥遊先生いますか?って聞かれたから、オペ中だって答えたら、これ渡しておいて下さいって…。」
今泉から預かった封筒を小鳥遊に渡した。
「彼は他に何か言ってませんでしたか?」
それを受け取ると暫く眺めていた。
「夏の間は、ご実家に子供さん達と一緒に居るそうよ。それと、月性さんには内緒で来たって言ってたの。お元気そうだったわ。」
師長は小鳥遊の顔をじっと見て言った。
「月性さんには内緒?」
小鳥遊が静かに聞いた。
「何でも、仕事があるからって先にアメリカに戻っちゃったそうなの。」
小鳥遊は封筒の開けながら聞いていた。
「そうでしたか…。」
中を開けてハッとした。華と夏,そして冬の写真だった。
小鳥遊の眼から大粒の涙がポロポロと零れだしたのを見て、師長は慌ててブラインドを締め、静かに外に出て、面室室のドアに面談中の札をさげた。
「今、面接室 使用中だから、ムンテラは他でして下さいって先生達に伝えて。」
師長は働いている看護師達の前で大きな声で言った。
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病棟にあがって来た小鳥遊に看護師が真っ先に言った。
「え?」
「ほら…今泉先生…麻酔科の…月性さんとアモーレだった。」
3年目の看護師が嬉しそうに言った。
「馬鹿!あんた何言ってんの!!」
先輩看護師がきつく叱った。それを聞きつけ師長が小鳥遊に声を掛けた。
「小鳥遊先生 ちょっと…。」
面接室に呼ばれた。
「これ…今泉先生から預かったの。小鳥遊先生いますか?って聞かれたから、オペ中だって答えたら、これ渡しておいて下さいって…。」
今泉から預かった封筒を小鳥遊に渡した。
「彼は他に何か言ってませんでしたか?」
それを受け取ると暫く眺めていた。
「夏の間は、ご実家に子供さん達と一緒に居るそうよ。それと、月性さんには内緒で来たって言ってたの。お元気そうだったわ。」
師長は小鳥遊の顔をじっと見て言った。
「月性さんには内緒?」
小鳥遊が静かに聞いた。
「何でも、仕事があるからって先にアメリカに戻っちゃったそうなの。」
小鳥遊は封筒の開けながら聞いていた。
「そうでしたか…。」
中を開けてハッとした。華と夏,そして冬の写真だった。
小鳥遊の眼から大粒の涙がポロポロと零れだしたのを見て、師長は慌ててブラインドを締め、静かに外に出て、面室室のドアに面談中の札をさげた。
「今、面接室 使用中だから、ムンテラは他でして下さいって先生達に伝えて。」
師長は働いている看護師達の前で大きな声で言った。
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