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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第10章 再出発
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「あら?今泉先生?」
師長が声をかけ、今泉の事を知る看護師達も集まって来た。
今泉は、脳外科病棟に居た。
「小鳥遊先生は?」
「今日はオペ日だから…。」
「あ…そっか。じゃぁいいや。」
今泉が皆に挨拶をして病棟を出た。
師長が慌てて追いかけて来た。
「あなたたち…大丈夫なの?月性さんは元気?留学してるんでしょう?」
…ガクさんはそう説明してるのか。
「はい。」
「そう…なら良かったわ。」
師長は何か言いたげだったが、それ以上は何も聞かなかった。
「あ…じゃあ僕師長さんに頼んじゃお♪」
今泉は胸元からゴソゴソと封筒を出した。
「あの…これ小鳥遊先生に渡しておいて貰えますか?」
「ええ…良いけど。いつアメリカに帰るの?」
婦長は白衣のポケットの中に封筒をしまった。
「夏の間は、子供達と一緒に実家に居ます。トーコさんは、ひとりアメリカに戻って、夏の間は病棟で働いています。パートで大学の講師をしたりしてます。」
今泉は冬の話をする嬉しそうだった。
「へぇ~。学生指導とか向いてたものねぇ。」
師長も感心したようだった。
「あなたの…ご両親は喜んだんじゃない?こちらに戻って来て」
「ええ。」
今泉は少年のような笑顔を浮かべた。
「…小鳥遊先生に…伝えることは…無い?」
師長は静かに言った。
「いいえ…別に無いです。トーコさんにも何も言わずにここに来ているんで。師長さんアメリカに旅行に来たら、うちに寄ってね♪じゃぁ。」
そういうと今泉は病棟を後にし、麻酔科医局長の藤田の元に挨拶に寄り、山梨に戻った。
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師長が声をかけ、今泉の事を知る看護師達も集まって来た。
今泉は、脳外科病棟に居た。
「小鳥遊先生は?」
「今日はオペ日だから…。」
「あ…そっか。じゃぁいいや。」
今泉が皆に挨拶をして病棟を出た。
師長が慌てて追いかけて来た。
「あなたたち…大丈夫なの?月性さんは元気?留学してるんでしょう?」
…ガクさんはそう説明してるのか。
「はい。」
「そう…なら良かったわ。」
師長は何か言いたげだったが、それ以上は何も聞かなかった。
「あ…じゃあ僕師長さんに頼んじゃお♪」
今泉は胸元からゴソゴソと封筒を出した。
「あの…これ小鳥遊先生に渡しておいて貰えますか?」
「ええ…良いけど。いつアメリカに帰るの?」
婦長は白衣のポケットの中に封筒をしまった。
「夏の間は、子供達と一緒に実家に居ます。トーコさんは、ひとりアメリカに戻って、夏の間は病棟で働いています。パートで大学の講師をしたりしてます。」
今泉は冬の話をする嬉しそうだった。
「へぇ~。学生指導とか向いてたものねぇ。」
師長も感心したようだった。
「あなたの…ご両親は喜んだんじゃない?こちらに戻って来て」
「ええ。」
今泉は少年のような笑顔を浮かべた。
「…小鳥遊先生に…伝えることは…無い?」
師長は静かに言った。
「いいえ…別に無いです。トーコさんにも何も言わずにここに来ているんで。師長さんアメリカに旅行に来たら、うちに寄ってね♪じゃぁ。」
そういうと今泉は病棟を後にし、麻酔科医局長の藤田の元に挨拶に寄り、山梨に戻った。
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