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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第12章 パワー・ゲーム
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「やりたくないなら、早く教授になりなさい。」
…ううう。ボランティアという名の強制労働。想像してたのと違う。
准教授は生徒の指導も含め、一般講師に配る要綱の作成にスケジュール調整、看護論文の作成。
「もう…准教授の仕事飽きた…病棟に戻りたい。」
冬は今泉に愚痴を零した。
…これぞまさしくお金の為に働いてるって感じ。
「トーコさん…病棟が好きだったものね。もし、帰りたければ先に日本に帰っても良いんだよ?」
華と夏にご飯を食べさせながら今泉は言った。
「それは嫌!静さんと一緒に居たいの。」
「ガクさんも向こうで待ってるし、春さんもいるし、喜ぶんじゃないかなぁ。」
今泉は週に一度のカウンセリングを受けており、以前に戻ったように見えたが、それでも一人にするのは心配だったし、離れたくなかった。
「僕のことを心配しているのなら、もう大丈夫だよ。」
今泉は夏がみそ汁の豆腐を手づかみで食べるのを眺めながら言った。
「判ってる…でも私が離れたくないの。」
夏と華、今泉と一緒に過ごす時間は増えたが、准教授の仕事にやりがいは感じなかった。
「また大学が休みになったら病院で働けば良いじゃない?」
今泉は優しく微笑んだ。
「うん…。」
まんままんまとご飯を欲しがる華にフォークでご飯を掬って食べさせながら冬は考えていた。
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…ううう。ボランティアという名の強制労働。想像してたのと違う。
准教授は生徒の指導も含め、一般講師に配る要綱の作成にスケジュール調整、看護論文の作成。
「もう…准教授の仕事飽きた…病棟に戻りたい。」
冬は今泉に愚痴を零した。
…これぞまさしくお金の為に働いてるって感じ。
「トーコさん…病棟が好きだったものね。もし、帰りたければ先に日本に帰っても良いんだよ?」
華と夏にご飯を食べさせながら今泉は言った。
「それは嫌!静さんと一緒に居たいの。」
「ガクさんも向こうで待ってるし、春さんもいるし、喜ぶんじゃないかなぁ。」
今泉は週に一度のカウンセリングを受けており、以前に戻ったように見えたが、それでも一人にするのは心配だったし、離れたくなかった。
「僕のことを心配しているのなら、もう大丈夫だよ。」
今泉は夏がみそ汁の豆腐を手づかみで食べるのを眺めながら言った。
「判ってる…でも私が離れたくないの。」
夏と華、今泉と一緒に過ごす時間は増えたが、准教授の仕事にやりがいは感じなかった。
「また大学が休みになったら病院で働けば良いじゃない?」
今泉は優しく微笑んだ。
「うん…。」
まんままんまとご飯を欲しがる華にフォークでご飯を掬って食べさせながら冬は考えていた。
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