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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第17章 冬の嫉妬
「静さん…ごめんなさい。あなたを不安にさせるようなことをしてたなんて。」

「ネイサンは、僕の友人だし相談相手なんだ。僕は君を一番愛してる。だから…。」

冬は大きなため息をついた。

「あなたを心配させたく無かったら言わなかったけど、ネイサンは、あなたがアメリカに来る前に数週間ここで暮らしていたことがあるの。」

今泉は目を見開いた。その様子からネイサンは何も話して居ないことがみてとれた。

「やっと追い出したのよ。それにその後、ガクさんに私と一緒に暮らしたいって言ったの。3番目の夫になりたいって。だからネイサンが私たちの間に入り込んでくるのは嫌なの。根が優しい人だってことは判ってる…けど…。」

そうだ今泉が浮気などすることは無いと判っている筈なのに、冬は泣き出しそうになるのを一生懸命堪えていた。

「判ったよ…もうあんなことはしない。僕は、トーコさんに愛されているのか不安だったんだ。」
確かに仕事を初めてから、夫婦で過ごす時間も殆ど無いばかりか、ベッドに入っても疲れ果てて、すぐに寝てしまっていた。

「いつも…いつも愛してるわ。それは、昔も今も変わらないわ。私には静さんが必要なの。」

今泉は後ろから冬をギュッと抱きしめた。

「ごめんなさい。ネイサンに嫉妬なんかして馬鹿みたいよね。」

冬は手で目を擦った。

「じゃぁ今夜は、仲直りのエッチしよう♪」

冬は泣きながら笑うと、今泉の温かい胸に顔を埋め、ゆっくりと離れるとお互いにTシャツを脱いだ。

今泉は微笑みながら、ベッド・ライトを静かに消しながら冬にキスをした。

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