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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第18章 噂
――― 7月上旬。

その日は朝から小鳥遊が邪魔だった。子供達と一緒に冬の後をついて回った。

「トーコさんなんか化粧が濃くないですか?」

…煩い。染み隠しなのっ。

「あれ?今日はガーターベルトじゃないんですね?」

…パンツスーツなのに、なんでガーター履かなくちゃいけないのよ。

「ねえ。ガクさん…お願いだから自分の準備をして頂戴。子供達も居るんだし、遅れるわよ。」

鏡の前で髪をアップにきっちりとあげている間に、小鳥遊の手が冬の胸を包んだ。

…このク●忙しい時に、変態は一体何をやってるの?

「ガクさん…ちょっと。」

…もみもみもみもみ。

「ねぇ、やっぱり行く前に一回しません?」

…うざいんですけれど?

「子供達も起きてるし、もう時間無いわよ。」

あと15分もしたら、冬は先に家を出なければならない。

「トーコさんも気持ちよくさせて、尚且つ3分クッキングで♪」

…マジですか?

進化しすぎた変態さんのそれを見てみたい気もしたが、初出勤で遅れる訳にはいかない。

「あれってCM入れると3分じゃないんですって。」

大きな手をやんわりと振り払って、バッグに携帯と書類を突っ込んだ。

「そんなこと言わないで…トーコさぁん。月性ちゃぁん」

…それ病棟でやったら、1ヶ月間エッチ無しな?

「ガクさん。ちょっとは、子供達を見習って下さいよ?」

保育園の準備が出来た子供達は静かにテレビを観ていた。冬はバタバタと子供部屋へ行き二人分の靴下を掴み、夏に渡した。

「お父しゃん。靴下。」

冬は夏に靴下を持たせ、指令を出した。

「夏さん偉いね。よし僕が履かせましょう。」

小鳥遊は夏を膝に乗せると、靴下を履くのを手伝った。自分でやりたがる夏は特に履かせるのに時間が掛かった。

…しめしめ。

華にも夏さんの次ね。順番…と言い靴下を渡した。その間に冬は靴を履いた。

「あっ…トーコさん!!」

子供達は小鳥遊が病院付属の24時間保育園へ連れて行く予定だった。

「じゃぁ。病棟で会いましょう♪」

玄関のドアを開け慌ただしい空間から解放され、早足で丁度来たエレベーターに乗り込み、冬は大きくひとつ深呼吸をした。

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