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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第18章 噂
「うん。大丈夫よ。」

…また…何か色々起こりそうな予感。

冬は大きく深呼吸をした。

「おはようございます。」

小鳥遊が他の医者を連れて上機嫌でにこにこしながらやって来た。

…おいおい…顔に出てる。顔に出てるってば。

「月性さん~!!久しぶり。」

冬のファン高橋が近寄り徐に冬にハグをした。

「あっ…ちょっと。」

他のスタッフは、戦々恐々しながら小鳥遊の顔を見たが、いつものようににこにこと笑っていた。

「ちょっと…高橋先生。長すぎ!長すぎ!」

同期の榎木が、慌てて注意をした。

「また宜しくお願い致します。」

冬は医師たちにも頭を下げた。

「あれもう一人のストーカーは何か言わなくていいの?」

これまた4月から脳外科勤務になった同期の友田が小峠を見て笑った。小峠はちらっと後ろから顔を出した。

…ちょ…直球だな…。おい。

友田は、昔から毒舌で有名だった。冬が小峠にしつこくされている時のことも良く知っていた。

「月性ちゃん。変わらないね~よろしくぅ。」

小峠もにこにこと顔を出し冬に挨拶をした。

…自分でストーカーの自覚があるんかい。しかも禿病進行してるじゃないか。

「ご無沙汰してます。また宜しくお願いしますね。」

冬は愛想笑いを浮かべた。

「じゃぁ。他の部署に回りますんで。あと大学の方も一応案内しておくわね。」

師長が言うと、冬は慌てて後をついていった。

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